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ホームページは“作って終わり”じゃない|所沢の製造業が実践した運用改善で問い合わせ増加!

 

「ホームページは作ったけど、ほとんど問い合わせが来ない」

 

そんな相談を、私はこの数年で何十回も受けてきました。

特に所沢・入間・狭山のような郊外エリアでは、まだまだ**“持っているだけ”のホームページ**が多く、「運用する」という発想が少ないのが現状です。

 

でも、それはすごくもったいないことです。

なぜなら、ホームページは“作ること”がゴールではなく、“使うこと”で初めて価値が生まれるツールだからです。

 

 

◆ なぜ「作っただけ」では成果が出ないのか?

 

ホームページを作った時点では、検索エンジンにもユーザーにも、ほぼ無名の存在です。

その状態で「お客様が勝手に来てくれる」と思っていても、動線が整っていなければ誰もたどり着きません。

 

検索上位に表示されるためには、定期的な更新や、ユーザーにとって有益な情報の蓄積が必要不可欠。

つまり、“運用することで育つ”のがホームページなのです。

 

 

◆ 所沢の製造業:ブログ運用で月2件のBtoB問い合わせを獲得

 

所沢市で金属加工を行う某中小製造業では、数年前にホームページを立ち上げたものの、検索流入は月に20件程度。

ほとんどが「会社名検索」でした。

 

そこで弊社では、下記のような改善策を提案・実行しました。

 

主な取り組み:

  • 月2本の技術ブログ(加工事例、設備紹介)を発信
  • お問い合わせページの導線改善(CTAの目立たせ)
  • 施工写真をプロ撮影に差し替え
  • Googleビジネスプロフィールと連携

 

実際のブログタイトル例:

  • 「アルミの曲げ加工|精度を上げる3つのポイント」
  • 「○○機導入で対応可能な加工範囲が広がりました」
  • 「所沢市近隣エリアで試作対応しています」

 

半年後には検索流入が5倍になり、BtoB企業から月2件程度の問い合わせが発生するようになりました。

 

中には、「ブログを読んで加工の精度に惹かれた」という理由で取引が始まったケースもあります。

 

 

◆ 小さな会社でもできる「運用型ホームページ」3つのコツ

 

① 月1本でもいいからブログを書く

 

「ブログ」と聞くとハードルが高く感じる方も多いですが、業務の中でお客様に話している内容=ネタです。

 

例:

  • 最近よく聞かれる質問
  • 現場での工夫
  • 業界ニュースへの自社の見解

 

これを**“文字にして残す”だけ**でSEOに効果的です。

 

② 写真と文章の“セット”で投稿する

 

文章だけよりも、写真があると検索エンジンにもユーザーにも評価されやすくなります。

加工前・加工後の比較や、機械を動かしている様子などが効果的。

 

③ スマホで読みやすいレイアウトにする

 

特に郊外では、営業担当者がスマホで調べてアクセスしてくるケースが多いです。

スマホでも見やすい構造にすることで、直帰率が下がりSEOにも好影響が出ます。

 

 

◆ CMSを使えば運用も簡単にできる

 

CMS(コンテンツ管理システム)を使えば、更新作業は特別なスキルがなくても簡単です。

WordPressは代表的ですが、最近ではもっとシンプルな国産のCMSも増えています。

 

外注だけでなく、自社でもある程度更新できる仕組みを整えることで、社内発信力が強化され、SEOにもプラスになります。

 

 

◆ まとめ:「ホームページは使う道具」です

 

ホームページは“名刺”ではありません。

営業ツールであり、24時間働いてくれるスタッフのようなものです。

 

作って終わりにせず、少しずつでもいいので「情報を追加する」「写真を更新する」「記事を書く」といった運用をしていくことで、資産型メディアに育ちます。

 

所沢をはじめとする郊外の中小企業こそ、こうした“使えるホームページ”を持つことで、強みを発信し続けていくことができます。