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ロゴのビフォーアフターから考えるデザイン

 

デザインを考える。―ロゴのビフォーアフターから見える“らしさ”の再発見―

 

「デザインを新しくしたい」

そう相談を受けるとき、私たちは必ずこう聞きます。

 

「なぜ今、それを変えたいと思ったのですか?」

 

デザインとは、ただ“見た目を変える”ことではありません。

その会社・ブランド・人がどう見られたいか、何を大切にしているのかを、言葉にならない形で伝えるためのツールです。

 

 

ロゴは“顔”であり、“旗”であり、“記号”でもある

 

たとえば、ロゴ。

名刺、看板、ホームページ、ユニフォーム、広告——あらゆる場面で“先に目に入るもの”です。

 

だからこそ、ロゴを変えるということは、会社の方向性や価値観を見つめ直すタイミングでもあるのです。

ただ流行りのフォントにするだけではなく、「今の自分たちに、本当にしっくりくる形か?」を考える必要があります。

 

 

Before → After:ロゴの変化が語るブランドの進化

 

実際に私たちが手がけた、ある地域工務店様のロゴリニューアルの事例をご紹介します。

 

Before:

  • 明朝体ベースのロゴ
  • 社名と家マークのアイコン
  • 創業当時に知人に作ってもらったもので、愛着はあるが古く感じるように

 

After:

  • 温かみのある太めのサンセリフ体に変更
  • アイコンは家から“手”の形に。人と家の関係性を表現
  • カラーは“土と木”を意識したアースカラーに一新

 

お客様のコメント:

 

「正直、ロゴは変えるのに少し勇気がいりました。でも、ヒアリングの中で“うちの仕事って結局、お客様の人生に関わることなんだ”って改めて気づいて…。

そういう“想い”がロゴに込められていると実感したとき、これはただのデザインじゃないな、と納得できました。」

 

「社員にも好評で、“今のうちらしいですね”という声もありました。最近では、ロゴをきっかけに採用の応募も増えてきて、ブランディングの力を実感しています。」

 

 

デザインは、「今の自分たち」を問い直す鏡

 

私たちは、デザインを“飾る”ものではなく、“引き出す”ものだと考えています。

  • 昔作ったロゴに違和感を感じている
  • 社内で方向性がバラバラになってきた
  • 若い人材にもっと選ばれるブランドにしたい

 

そんなとき、ロゴやデザインを見直すことで、自分たちの“芯”を再確認できることがあります。

 

 

デザインを考えるということは、“らしさ”を言語化すること

 

私たちがつくるロゴやデザインには、かならず「理由」があります。

好き・嫌いの話ではなく、「この会社が、なぜこの形になるのか」というストーリーの裏付けです。

 

デザインを変えるとは、見た目を整えることではなく、ブランドの意思を外に向けて宣言すること。

ロゴの一文字、線の角度、余白の意味にまで、「今の私たちらしさ」が宿っているかを考える——それが、私たちが提案する“デザインを考える”という姿勢です。

 

 

「今のロゴがなんとなく古く感じる」

「社名はそのままで、今の事業に合う見せ方にしたい」

そんな時は、ただの作り替えではなく、“軸を掘り下げるリブランディング”として、私たちと一緒にデザインを考えてみませんか?